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食材をまじめに考えたくなる1冊「この国の食を守りたい − その一端として|辰巳芳子」

この国の食を守りたい − その一端として

著者である辰巳芳子氏は、料理研究家として草分け的存在である母 辰巳浜子氏より家庭料理とその志を学び、また独自にフランス、イタリア、スペイン料理を学び、広い視野と洞察にもとづいた食の提言を行っていらっしゃるかたです。

近年は、安全で、良質な食材を次の世代に用意せねばと、活動を続けており、「大豆100粒運動」、「良い食材を伝える会」、「確かな味をつくる会」の会長を勤めています。

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食の”確かさ”に、真摯に向き合う人の言葉

今回ご紹介する書籍「この国の食を守りたい − その一端として」では、辰巳芳子氏ご本人が、“確かな食べもの”であると感じる食材たちを紹介しています。

  1. 主食と調味料
  2. 海産物と農産物
  3. 肉類・乳製品と果物甘煮・嗜好品類

食材は大きく3つの章に分かれ紹介されています。

目次

それと、大事な冒頭の一言。

ここに紹介することは、食材と申すより、生産者の志の発露です。
而して志と情熱は同義であります。
情熱に出合ってこその人生ではございませんか。

引用:この国の食を守りたい − その一端として|辰巳芳子

著書の冒頭にある言葉の通り、一つ一つの食材たちに、著者の随筆が加えられています。辰巳氏が、生産者ひとつひとつに繋がり、作り手の人々から話を聞き、それをまた吟味して著書に記す。長きに渡り、丁寧に手を尽くした、食材への重みのある「確かさ」が、この本に書かれているように感じます。

商品写真

お醤油の話

病床の父への介護食「あなたのために−命をささえるスープ」に現されるよう、生命のための食について、真摯に心を向かわせてきた辰巳氏。

だからこそ、この方の綴る言葉は、耳障りの良いものでなくとも、ズシリと心の真ん中に置かれるのだと思います。

章のなかに書かれているコラム、対談も興味深いものがあります。

きちんと商品を手に入れる先も載っている

食材を商品として手に入れる方法も載っていますよ。
気になる食材は購入し、料理に取り入れてみるのも良いと思います。

飽食の時代を通り過ぎて、今は、「確かさ」を、何よりも求めるように時代が変わってきています。

確かさを手に入れるには、個人個人が十分に手間をかけて知識を得て、実際に考え、手を動かす、とても根気のいる作業が必要だとは思いますが、賢い消費者、そして賢い世の中を作り出していくには、とても良い流れなのかな、と思います。

食を見直したいと思い始めたかたに、一読をおすすめします。