kura nora(くらのら)の絵本一覧
わたしたち夫婦は「kura nora(くらのら)」という作者名で絵本を作っています。
kura noraの絵本は、どんな絵本?
大人が読んであげたくなる。
子どもは何度も読んでほしくなる。
そんな子どもと大人のスキンシップにつながる絵本を理想としています。
絵本の企画やストーリーは、おもに妻ピノ子が。
イラストや絵本のデザインは、おもに夫みなみのひげが担当。
聞き手・読み手がともに楽しめる絵本を作りたいです
シンプルで、やわらかな雰囲気になるよう心がけています
現在は「Amazon Kindle Direct Publishing」という個人出版サービスをつかって、デジタル絵本として出版をしています。
今まで作った絵本一覧
現在、2作品をつくりました。
新しい順に紹介します。
ほっぺパン
親子でほっぺパンのスキンシップ
「ほっぺパン、ほっぺパン、ちょうだいな」
ふっくら、丸くてパンみたい。
かわいいほっぺを、主人公のしょうちゃんが、くばっていくお話です。
ねこ、にわとり、かえる。いろいろな相手にほっぺパンをあげて、最後は親子でスキンシップもはかれます。
ほっぺを誰かに”与える”体験が、子どもの自己肯定感を育みます
- 2022年5月出版
- 20ページ
パンダ・ナンダ
ことばあそびでカタカナ体験
「パンダ」「ナンダ?」
「パンダ」「トンダ!」
かわいいパンダと、リズミカルに言葉あそび。
シンプルな言葉だけでつくられており、動作や音のリズムをもとに、カタカナ文字を読んでみる体験ができます。
親子でいっしょに動作をマネしたり、指差ししながら、積極的に楽しめるよう作っています。
わたしたちが初めて作った絵本です
- 2020年12月出版
- 24ページ
絵本を作ろうと思ったきっかけ
絵本づくりは2021年、コロナ禍による登園自粛をきっかけにはじめました。
言葉でいうには理想的な生活ですが、現実は想像以上に過酷……。
もう、ぜんぜん仕事にならない
やることはできず……毎日ずっと家で家事、育児、仕事は邪魔され、溜まり、家事、育児、仕事は邪魔され、溜まり、家事、育児……略
ひとことでいえば病みそうでした。
4歳、1歳の息子たちは遊びたい盛り。
毎日、たっぷり大騒ぎして、イタズラして。
まったく言うことは聞かないし、コロナ禍のことだって、両親の仕事のことだって、こちらの事情は当然、まだよくわかりません。
ツラい。
あまりにツラい……。
コロナ禍おわってくれー
どうしたらいいだろう
ねーえー!あそぼーよー!
ママ~!パパ~‼︎
もう、どうせ仕事もできないし、いっしょに遊ぶか……ハァ
そうだねぇ……ならいっそ……子どもたちと何かつくらない?
そこで思い立ったのが「絵本づくり」でした。
ビジネスとしていきなりやるには、あまりに突拍子もない話ですが、現代はAmazonKDPのように無料で個人出版にチャレンジできる環境があります。
絵本ならできあがったときに、自分の子どもたちに読み聞かせでき、その場で楽しんでもらえます。
そして、子どもたちが本当に喜んでくれる本が作れたあかつきには、ほかの多くの子どもたちにも、喜んでもらえる絵本が作れる可能性があります。
なんにしろ、家族みんなで作った絵本は、いい思い出になるよね
今は苦しいけれど、いつか、素晴らしい思い出になるよね、きっと!
実はもともと、長男が生まれたときから、夫婦でいつか絵本づくりをやりたいねと、漠然と話し合っていました。(詳しくはピノ子がインスタで語っています)
ピンチはチャンス!
「今がきっと、はじめる最良のときなんだ」と、そう言い聞かせて、絵本作りをはじめることにしました。
本当にそれくらい仕事にならなかったです。
もともと、わたしたちはウェブサイトの運営を生業としていました。
まずできるところからで「デジタル絵本」に限定して絵本をつくろうと決意。
AmazonKDPが「Kindle Kid’s book Creator」という絵本制作ツールを提供していたので、それを利用して、作ってみることにしました。
子どもたちにイラストを見せながら、試行錯誤で絵本を作ること半年。
完成した第1作目が『パンダ・ナンダ』です。
子どもたちに披露したとき、ケラケラと笑って、喜んでくれました
作ってみてよかったなぁ、と心から思ったのを、よく覚えています
Amazonでリリースしてみたところ、300ダウンロードをいただき、レビューでは……
「何度も読んだ」
「紙の絵本になってほしいくらい」
とてもうれしい言葉を、たくさん、いただきました。
売り上げは……!!
無料キャンペーンをしたので、ほとんどありませんでした
当然といえば、当然。
でもまったくなかったわけではなく、少しは売上もあり。
初めての絵本の売上は、家族で手巻き寿司ができるくらい
手巻き寿司打ち上げで、労をねぎらいました。
↑まったくなかったらくじけてたかも。地味にうれしい打ち上げでした、
売り上げはともかく……。それでも絵本を楽しんでもらえた体験は、わたしたちにとって、とても大切なものでした。
「長い目でみて、絵本作りを続けていこう」と思い、今も折りをみて、絵本作りをしています。