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執筆しました小さな家づくり〜平屋でシンプルに暮らす〜

第2子、出産。まめ二郎が産まれました!

ブログの更新ができていない間に、2人目を妊娠して、あれよあれよと出産となりました。

今回はわが家の第二子、まめ二郎の出産体験記を残しておきます。

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嵐を呼ぶ男、まめ二郎誕生まで

出産予定日 1週間前

あろうことか、沖縄に大型の台風が迫ってきていました。

もし台風の中、産気づいてしまったら病院へ向かえるかな…

病院までは車で行っても遠く、道路も土砂崩れで通れなくなる可能性が考えられました。

コロナの自粛中でまめ太も家にいるし、台風中に向かうのは危険だよなぁ…

じゃあ病院近くのホテルに泊まるか…

でも台風の中、タクシー呼んだり、車で行くのも大変だよなぁ…

そこでダメもとで病院へ連絡。

台風が近づいてるので、念のため入院できますか?

「部屋に空きもあるので、いいですよ」

まさかのokもらえた!

ということで、急遽、出産前に入院が決まりました。

出産予定日 5日前

台風が最接近する前に、午前中のうちに病院へ到着。

それから検査をして、

「まだ子宮口開いてませんね」

とのこと。

これはただの待機入院の可能性が高そうだな…

ここは開き直って、出産前の最後の自由時間と考えよう!

ゆっくりベッドでゴロゴロして、夜は友だちと電話して気ままに過ごすことにしました。

すっかり夜遅くまで友だちとお喋りして、いい気分転換に!
(個室&部屋が3部屋以上間隔があいて音も漏れないのを確認済みです)

さて寝ようと思ったら、今度は台風が接近して外では物凄い風の音が…

家で留守番中のまめ太と夫は無事なんだろうか…
そして建てたばかりの家も大丈夫かな

心配だし、風の音も気になって寝れやしない!目をつぶっても気になる風の音…こわい。

結局、最後に時計を見たのは夜中3時でした。

出産予定日 4日目

やっと寝付けたと思ったら、お腹の中で風船に穴が空く感覚がありました。プツっと。

そのあと、ジワ〜っと下から何かが広がる感覚。

これは間違いない、破水だ

まめ太のときも破水から始まったので、すぐにピンッときました。

時計をみると、朝の7時10分。

えっ、4時間しか寝てないで、これからお産をむかえるの!?

なかなかきついスケジューリング。

慌ててパンツを履き替え、ナプキンをつけてナースコール。
すぐに検査してもらうことになりました。

このまま出産ってなって、部屋に戻ってこない可能性もあるから

と用意していた水のペットボトルに、ストローキャップを差してもっていきました。
今考えると、わたしの出産装備、貧弱すぎる。

で、検査の結果、
破水決定!

ということは、まめ太のとき同様、またあの促進剤コース!?

怯えていたら、今回の病院では陣痛を1日くらい待つようなことを言っていました。

じゃあすぐにはうまれなそうだから、ちょっとは寝る時間あるかな?

助産師さんからも部屋から何か持ってきますか?と聞かれたので、iPadとゼリーを部屋から持ってきてもらうことにしました。

そうそう、今回の出産はコロナウイルスの影響があり、立ち合いは1人のみOK。
面会は基本的に禁止。

で、我が家は長男が保育園の登園を自粛してるので、結果、立ち合いは不可能。

1人で出産に挑みます。

とはいえ、妊娠がわかり、今回も里帰り出産をしないと決めてから、立ち合いは難しいかなと覚悟していたので、想定内といえば想定内。

2回目の出産となると、人は強くなってるものですね。
きっと1人目だったら不安すぎたと思う。

午前8時

モニターなど一通りの準備をしたあと、朝食に。

わーい、おいしそうな朝食!

と慌てて食べそうになりましたが、ここは前回の失敗もあります。

まめ太のときにカレーを元気よく食べ、そのあと陣痛で吐いて吐いて大変だったことを思い出しました。

うっ…、ほどほどにしよう>

結果、あまり食欲も湧かず、2割ほど食べてあとは残すことに。

午前8時半

早々に食事を終え、iPadで映画鑑賞タイム。

ご飯のときもなんとなく感じていたけれど、お腹に鈍痛があるような…?

でもまだ全然耐えられる痛みです。

午前9時

時間はあやふやだけれども、このあたりになって痛みの回数が増えてきたような。

陣痛の間隔を測り忘れたことに気がついたので、スマホで測り出したら、

「モニターでみてるから大丈夫ですよー」

とのこと。

どうせそのうち痛みで計れなくなるからいっか、と痛みの流れに身を任せることにしました。

午前9時半

そろそろ痛みも増してきて、陣痛が来ると映画に集中できなくなってきた頃。

子宮口のサイズを測ってみると、

「4cmくらいですね」

おぉ!!
もう4cm!!!

今回は痛みのわりに子宮口が開くのが早い!

午前10時

もう痛い。
たぶん陣痛間隔はわからないけど、3〜5分くらい?

助産師さんがやってきて、数回腰をさすってくれました。

あぁ、さすってくれると少しラク

と思っていたらすぐどこかへ…

1人出産の孤独を感じました。

陣痛がないときはとにかく映画の世界へ。
さっきまで持てていたiPadは持てなくなり、イヤホンからただセリフを聞いて、現実世界から逃亡してました。

映画の世界では、記憶喪失になった殺し屋と売れない俳優が人生入れ替わる話がやってます。

前回の出産でとにかくリラックスが大切!とわかったので、今回もリラックスは心がけて。
映画に集中、映画に集中。

で、陣痛がきたら、

まめ二郎、下に行くんだよ。
はい、一緒に!
すぅーーーー、ハァーーーー

お腹の子を下に移動させるイメージとともに、ロウソクの火を消すようにながーく呼吸。
効果のほどはわからないけれど、わたしは1人ではなく、赤ちゃんと一緒に頑張ってるんだった!

午前10時半

しばらくして助産師さんまた登場。

「もう一度、子宮口はかってみますね」

ぜひ!

前回のように、「あら、全開じゃない!」を期待しつつ見てもらったところ…

「7〜8cmくらいかな?」

とのこと。
全開ではなかったのは残念だけれども、今回はだいぶハイペースで子宮口があいていることに安心しました。

もうこのときにすでに耐えがたい陣痛だったので…

すっかり深呼吸は乱れだし、お腹の子に「下に行くんだよー」と声をかける余裕はなくなってました。

「そろそろ、分娩台に移動しましょう」

陣痛の波が弱まったところで、移動。

それまでつけていたイヤホンを外すだけでいっぱいいっぱいで、停止ボタンも押す余裕がなかったことだけ覚えてます。

午前10時45分

痛みの間隔は1分くらい?
もうわからん。

深呼吸どころか、声を出したくなる。
必死にふぅーなんてやってるつもりだけど、痛くてあぁーっていってたはず。

もうダメだ、いきみたい。
いきみたい、いきみたい、いきみたい。

いきみたいです

この一言で周辺が慌ただしくなるのを感じました。
先生を呼んでる声も聞こえる。

「いきんでいいですよ。陣痛きたらいきみましょう!」

えぇ、もう出産?
いきんでいいの?

先生もきた模様。

ここまで来たらもうあとはいきむだけ。
前回もここまでが1番つらかったから、少しほっとしました。

うーーーん

何回いきんだんだろ?

「もうじきですよー」

そして、さらに2クールほどいきんだところ、

どぅるんっとでました!

う、産まれた!

と安心したものの、

あれ?聞こえるはずのアレが聞こえない。
えっえっえっ

泣かないですか?

病室の無音に耐えきれず、聞いたところ…

「そのうち泣くから大丈夫ですよー」

でも泣き声を聞くまでは半信半疑。
どれくらいの時間が経ったんだろう?

体感的には産まれてから1分くらい経ったように感じたけど。(実際は30秒くらいかな?)

しばらくしてやっと、やっと。
ウォギャアアアアと泣いてくれました。

産まれたんだ…
これで本当に出産もおわったんだ

産まれたことの喜びと安堵で涙がでてきました。

まめ二郎はすぐに処置の台へ。
分娩台から足だけ見え、それを眺めながらわたしも処置してもらいました。

処置中は出産のことを振り返っていました。

台風での事前入院。
入院中に破水。破水から4時間、陣痛から3時間の出産。

備あればなんとやらで、本当に今回、入院していてよかったです。

「2人目は、1人目の出産時間の半分って我々は考えたりします」

と検診のとき先生が言ってましたが、たしかに半分ほどのスピードで産まれました。
ちなみに体重はまめ太のときとほぼ同じ!

振り返ってみたら、今回は時間も短かったこともあり、促進剤を使ったよりも痛みは弱かったような。十分痛かったけど。

寒気で震えることもなく、嘔吐することもなく、傷の損傷も大きくなく。
出産後の回復も早そうです。

長男は赤ちゃんをみたらどんな反応をするかな。分娩台の上でそんなことも考えてました。

で、分娩台で様子見のため待機中の時間。
陣痛室にほっぽったままだったスマホを持ってきてもらい、夫と息子にテレビ電話。

まめ二郎もわたしの横に連れてきてもらい、はじめての対面です。

ママのお腹の赤ちゃん、産まれたよー

「ママのお腹の赤ちゃん?
まめ太のお腹の赤ちゃんはもう産まれて、ココにいるよー」

ずっと妊娠期間中、まめ太にもお腹に赤ちゃんがいて、産まれたり、お腹に戻ったりを繰り返してました。

なんだか照れた感じで「赤ちゃんー」って呼びかけてました。

夫は鼻の下を伸ばしてうれしそうにしてました。
あともう産まれたことにびっくりした様子でした。

まめ二郎、産まれました

ということで、わが家に2人目となる男の子、まめ二郎が誕生。

台風の中、防災の日に産まれました。

そして、早いものでこの出産体験談を書いている退院の日。
また台風がやってきて、退院延長。

どんだけ台風と縁があるんだ

早く退院して、長男に赤ちゃんを見せたいのに。まめ太は留守番中、泣くこともなく頑張ってお留守番してくれてるらしい。

台風に縁があり、嵐を呼ぶ男になるのか、嵐から守ってくれる子になるのかわかりませんが、これからまめ二郎の成長が楽しみです。

今のところ久しぶりの新生児がかわいくてたまりません。ゆで卵のようなウンチ臭もいとおしい。

そんなこんなで、4人家族になったわが家も引き続き、よろしくお願いします。

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