「スモールハウス」小さな住まいで過不足なく暮らす、新しい住み方
「もっと住宅費を安くできたら、家計が助かるのに・・・」
毎月かかる住宅費に嘆いている家庭は多いのではないでしょうか?
我が家もそうです。
時代は変わっても、なかなか住宅にかかる値段は変わりません。
むしろ地価が上昇し、値段が上がっているのでは・・・と感じることがあります。
そこで最近我が家が注目しているのは、「スモールハウス」という小さな住まいです。
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小さな住まい「スモールハウス」
スモールハウスは、生活に必要な最低限の機能とスペースしか持たない代わりに、シンプルで無駄がありません。値段ももちろん、通常の家より抑えめ。
だからといって、農機具入れのような小屋かというと、そういうわけではありません。
以前、気になるスモールハウスについて夫がまとめた記事をみるとわかると思いますが、ミニマルでありながらとってもオシャレです。
広すぎる家は開放感があって良いけれど、住宅にかかる値段が高い。しかも、大きくなる分だけ光熱費・維持費が上がる。
それなら、「余計なモノをあれこれ手放して、小さな住宅に住んでミニマルライフを送るのも楽しそうだね。」と、断捨離に目覚めた我が家は、スモールハウスに興味を持ち始めたわけです。
住宅だけ一向に「スモール」にならない?
実際に、自身も10万円足らずでスモールハウスを建てた高村さんが、書籍「スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方」で面白いことを仰っていました。
今の時代、大きいままふんぞり返って、でしゃばっているのは、「家」だけだと思う。
パソコン、スマホ、自動車、プリンターなど、最近はあらゆる製品業界でコンパクト化がめまぐるしい。それでありながら、住宅はまだまだ「広い方がいい」と考えられているフシがあります。
アメリカの住宅も、まさに大きい方が良いっていう考えだそうで、今まで「大きいことは良いことだ」と考えられていました。
しかし、そんなアメリカでスモールハウスムーブメントが起きているそうです。
スモールハウスムーブメントが起きている理由
理由は、2つ。
1つは、サブプライムローンの崩壊・リーマンショック・エネルギー価格高騰といった経済危機にあります。「ムリして大きな家を建てるのは辞めよう」「不況だから、小さな家で我慢しよう」とネガティブな要因が生まれたからだそうです。
もう1つは、ポジティブな要因です。
「高額な住宅ローンを支払い続けるために働くのではなく、もっと別のことにお金や時間を使いたい」「大きな家を建てて地球に負担をかけたくない」「単純にミニマムな暮らしが好き」など。
家を小さくすることで、自分にとって必要なもの・重要なものを取捨選択して暮らしたいと考えているケースです。
アメリカで実際にポジティブな理由で、スモールハウスに住んでいる方々については、スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方で詳しく間取りとともに紹介されているので、読んでみると面白いです。
日本でも少しずつ増え出したスモールハウス
スモールハウスは、アメリカだけでなく、日本でも始まっているようです。
ミニマルライフ・スモールハウスの情報が満載のWEBサイト「未来住まい方会議」を運営しているYADOKARIが出版したアイム・ミニマリストでは、実際に日本でスモールハウスで生活している方々に密着し、その暮らしぶりについて紹介しています。
なかでもビックリしたのは、女性ひとりで家を建てた(セルフビルドした)本山さん。
大工の職業訓練校に通い、工務店や設計事務所で働いて身につけた技術で20平米ほどの家を建ててしまったそうです。
上下水道は通っていないので、生活に使う水は、井戸からポンプでくみ上げて。トイレは、コンポストトイレを設置。シャワーの水は、太陽光で温水に。・・・す、スゴすぎる。
住宅を自分で建てるのが普通になる?
家を自分で建てるって今まで考えたこともなかったけれど、本山さんをみていたら、「素人の私たちでもできるのかな・・・」と頭をよぎるようになりました。
それにしても自分で家を建てるって夢のある話ですよね。
スモールハウスの発展が進み、いつの時代か、自分で家を建てるのが普通になっている時代も近いかもしれませんね!
これからどんなスモールハウスが出てくるのか、楽しみです。
今回紹介した書籍
小さなマイホーム、建てました
2020年に待望の小さな家を手に入れた私たち。
約5年にわたって土地探しから設計、施工と準備し、実際に経験を積みあげながら得た「小さな家づくりノウハウ」を、読みやすくnoteにまとめました。
有料noteは一度、ご購入いただくと、家を建てたあとのことについて継続的に記事が追加投稿されて読むことができます。
小さめのお家づくりにご関心のあるかた、情報収集中のかた、よろしければご覧ください。