なんのために貯金してるんだっけ?死ぬときが一番お金持ちではつまらない
死ぬときが一番お金持ちではつまらない。
本当に、その通りだと思います。
書籍、「60歳までに1億円つくる術」に書かれていたセリフ。お金を使わず、頑張って貯金するのが好きな私たち夫婦は、この言葉にハッさせられる部分も多かったです。
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老後の計画を立てる20代
ここ最近こそ、少しずつ緩和が続いているものの、ITバブル、リーマンショックと長引く不況で、すっかり財布のヒモが固くなってしまった若い世代。
20代から老後の計画を立ている人も増えているそう。私たちも、世代的には、そのなかのひとりかもしれません。
「お酒は飲まない」
「車に乗らない」
「外食も控えめ」
将来に備えて、ひたすら貯金する。そんな方も珍しくないらしいです。
常に「景気が悪い」といわれ、就職も最近までは氷河期状態。もらえるかわからないのに支払う年金。景気がよくなっても給料がなかなかあがらない。
確かにそんな環境では「自分で貯金を作るしかない」という気にもなるでしょう。
貯めたお金、いつ使う?何に使う?
一方で、老後老後と溜め込んで、いざという時のためと使わず。そんなこんなで、死ぬ間際に大量のお金だけが枕元に。
それは本末転倒なお金の貯め方ですよね。
若い時だからこそできる、やっておきたいこと、そういうものにまでブレーキをかけてしまわないように気をつけたいものです。
例えば、海外旅行。
海外旅行って贅沢ですが、年をとって体力が衰えてきてから行くのは結構しんどそう..。活発なアクティビティも、「若ければできたのに..」なんて後悔しても、後の祭りになってしまいます。
将来を心配するばかりで、お金を貯めることに夢中になり、若いうちに楽しめることを楽しまないのは「機会損失」かも。もったいない気がしてきますね。
使うべきところは、お金を思いっきり使う
老後のことを考えて若いうちから貯金したいけど、今をないがしろにするのは嫌ですね。私は絶対イヤです。
「60歳までに1億円つくる術」では、お金は「人生の目的達成のための手段」と書かれています。むしろ、使うべきところで、お金を思いっきり使わなければ「チャンスを逃す」とすら言っています。
大事なのは、お金ではなく、悔いのない人生を生きること。そのために、貯金も頑張っているのです。
必要のあるときは、お金を使って色んな体験をするのも大事なことです。貯金のために、なんでもかんでも我慢して節約では、人生はつまらないですもんね。
大事なのは、その「必要」を見極められるだけの力です。
わが家も、個人事業をしている関係で、節約は心がけています。
なるべくストレスが貯まらないように工夫していますが、それでも時々、節約をストレスに感じてしまうことがあります。
そんなときは、「死ぬときが一番お金持ちではつまらない」を思い出し、何が今、大事なんだっけと、思い返すようにしています。
そうすると、肩の力をスーっと抜いて生きていくことができますよ。
お金が大事!ではなく、何が大事でお金が必要なのか
60歳までに1億円つくる術は、ついつい「お金が大事」と勘違いしてしまう私たちに、とても良い気づきを与えてくれます。
なんのために貯めるのか、貯めることで何がしたいのか。お金にまつわる目的とゴールを整理するのにも一役買ってくれる本です。