カリカリ梅の作りかた。小梅とジップロックで簡単にできる
6月のこの時期になると梅が出回ります。
梅干し・梅シロップ・梅酒など、毎年、何かしら梅を漬けるわが家。
今回は「カリカリ梅」に挑戦してみることにしました。
作りかたをご紹介します。
※今回は小梅で漬けてみましたが、カリカリ梅の基本的な作り方なので、普通の青梅でも同じやり方で大丈夫です。
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カリカリ梅の作りかたレシピ
材料はこちら。
- 青梅・・・500g
- 塩・・・・40g(梅に対して8%)
- 焼酎・・・30cc程度
- 卵の殻・・2コ分
焼酎は消毒用です。ホワイトリカーでも大丈夫です。
今回は青梅のままカリカリ梅にします。
赤くする場合は漬けたあとで赤シソで色をつけます。
01たまごのカラを用意
カリカリ梅は、ふつうに漬けると柔らかくなってしまう梅を「たまごのカラ」と一緒に漬けることによって、カリカリに保ちます。
梅500gに対して、たまご2コ分のカラを用意します。
- たまごのカラの準備の仕方
- 沸騰させたお湯でたまごのカラだけをゆでます(3分くらい)。
- 白身が固まってとれるので、そのあと、たまごのカラについた薄皮をていねいにむきましょう。
- 天日に干してしっかりと乾かしたら完成です。
※たまごのカラは、水分が残るとカビのもとになるのでしっかり乾燥させてください
02梅を水にさらしてアク抜き
梅を水にさらしてアク抜きします。
水にさらす時間は、1時間という人もいれば丸1日という人もいますが、私は3〜4時間くらいにしました。
水にさらしたらザルにあげ、水を切ります。
03ヘタ取り・選別
アク抜きしたあとは、梅のヘタをひとつひとつ取っていきます。
そのときに、傷みのある梅は取り除いてしまいます。(腐敗・カビのもとになるので)
ヘタをとった梅は乾いた布巾や、キッチンペーパーで水気をとって、乾いた器に置いていきます。
小梅でやると、ちょっと根気が入る作業ですが、これが終わればあとはラクなので頑張りましょう。
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04塩で揉む
梅たちを塩で揉んでいきます。
ボウルにいれた梅に、最初は消毒用の焼酎を回しかけ、全体になじませるように軽く揉みます。
そのあとは塩を40gまぶし、梅の表面に塩を染み込ませるような感覚で塩揉みします。
時間は4分から5分。
塩で手が痛いので長く感じますが、切り傷に気をつけながら、力を入れてしっかりともみこみましょう。
05ジップロックに入れて冷蔵庫へ
塩揉みが終わったら、ジップロックにたまごのカラと一緒に入れます。
たまごのカラは、コーヒーフィルターやお茶のパックなどで包みカラが漏れ出ないようにします。
梅の下側になるように入れておきましょう。
わが家は袋が小さかったので2つに分けてみました。(たまごのカラも1コ分ずつに分けました)
ジップロックの空気をある程度ぬいて、封をしたら冷蔵庫へ。
塩が溶けて少しずつ梅酢が出てきます。
1日1回、梅をゆすって全体をよくまぜましょう。
06完成
4、5日経つと、梅酢が出てきて塩がすっかり溶けきると思いますので、そうしたら食べられます。
赤シソで色をつけるかたは、このタイミングでシソ漬けしましょう。
たまごのからは1週間くらい経ったら、取り除いてしまってかまいません。
冷蔵庫のまま保管して、1ヶ月くらい漬けると、しっかり漬かったおいしいカリカリ梅が完成します。
お好みでハチミツなどを入れたりする人も。それもおいしそうですね。
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梅がカリカリになるのはペクチンとカルシウムの作用
梅は果肉に含まれる「ペクチン」という成分で柔らかくなるのだそう。
たまごのカラを入れることで、このペクチンが「カルシウム」と結合するので、梅が柔らかくならずカリカリのままなのだそう。
すごーい、料理の化学ですねぇ。不思議。
さっぱりとして「カリカリ」っとした歯ごたえが爽やかなカリカリ梅。
冷蔵庫で保存すれば1年経ってもカリカリだそうです。
ぜひ試してみてくださいね。
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