住まいをサイズダウンしたくなる8つの魅力
大人になり仕事をはじめて、一人暮らし。
そして、結婚して子どもが生まれ、家族が増えて家を持ち。
そんな風にして、人生が進むほど家はどんどん大きく、広くなっていき、それが暮らしの豊かさだと、ひと昔前までは、みんながそう思っていました。
でも今は、その価値観と逆の人もたくさんいます。
「お金にムリをしてまで大きな家に住みたくない」
「広いリビングだけが家の豊かさだとは思わない」
「自分が本当に必要だと思うモノと暮らしたい」
暮らしをサイズダウンして、豊かさを得る。
小さな暮らしの魅力を語る人が増えてきました。
この記事をかく私もそのひとりです
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小さな家は豊かだと思う人の8つの価値観
一見すると、狭くて貧しく感じられる小さな家に豊かさを感じられる人は、どんな価値観で住まいをサイズダウンしようと考えるのか、ご紹介します。
01かかるお金が少なくて済む
小さな家に住むことで、大きな家に住んでいるときと比べて、かかるお金が少なくなります。
私たちも節約術の記事で小さな部屋に住むことをとりあげました。
合わせて読みたい
等身大の支出で暮らせる。
ここに魅力を感じる人は多いでしょう。
たとえば、私たち夫婦は沖縄に住んでいますが、県内で2LDKの家から1LDKの家に引っ越しました。
2LDKの家 ・・・ 7.3万円
1LDKの家 ・・・ 5.0万円
月の家賃が2.3万円下がり、特に何もしなくても年間27.6万円、お金の余裕が出ました。
夫婦で暮らすなら普通は2LDKかな、と思っていましたが、実際に住んでみたら1LDKもあれば十分でした
02家のお金を他のことに使える
家にかかるお金が少なくて済むので、その分、他のことにお金を使えます。
- ちょっと贅沢に外食をする
- 年に一度、旅行をする
- 習いごとや勉強をはじめる
- 小さなビジネスの資金にする
- 子どもの教育資金にまわす
これがすごく魅力!
家のお金は額が大きいですから、暮らしを小さくするだけで、まとまった金額ができるのです。
少しの贅沢にお金をまわせるようになると、暮らしに豊かさを感じられます
03モノの管理から解放される
広い家で、たくさんのモノに囲まれる暮らしは、便利さといっしょに、管理のわずらわしさを抱え込む暮らしでもあります。
- モノが多くていつまでも片付かない
- クローゼットから洋服がはみ出している
- たくさんの家電、使いこなせない
- 食卓の食器がバラバラ
小さな家はスペースが限られてきますから、必然的にモノが減ります。モノのわずらわしさから解放されます。
- モノが減るので管理がラク
- モノが少ないので部屋がスッキリする
- 高くても長く使えるモノを選ぶようになる
- 部屋のレイアウトが簡単なのでオシャレにしやすい
- モノが減って清々しい気持ちになる
部屋が狭いと、常に”何が大事か”考えて買いものするので、自然と節約できます
関連まとめてスッキリ。宅配買取「バリューブックス」で本を断捨離したときの話
04家の掃除がラク
「広い家は掃除が大変」、これはアチコチでよく聞くセリフですね。
言葉通り、家が広いと各部屋に掃除機をかけるだけで30分かかり、掃除を一通りするだけで1時間近くかかるのも普通です。
これが1LDK(40㎡)の家ならばどうでしょうか。
普段の掃除機がけは5分もあれば完了します。
じっくりゆっくり、丁寧にやっても10分程度のもの。
掃除がラクだと1日の中で何回かやっても苦じゃありません。
マメに掃除できるので、キレイな家もキープできるようになります。
掃除は手短かに+マメにやれると部屋がキレイになります
関連無印かマキタか…。コードレス掃除機に1ヶ月悩んで、マキタに決めたワケ
05光熱費もコンパクトに
家が小さくなると照明やエアコンなどの光熱費もかからなくなります。
大きな家だとエアコンを一部屋に一台設置、なんて話もありますが、小さな家であればエアコン一台で事足りるケースも。
家賃といっしょで、ずっと支払うもの。無駄なく小さくが○
06時間の自由が増える
住宅ローンが小さくなれば、家のためにムリして仕事をする時間が減ります。
家の維持管理の手間が減れば、その分、自由時間が捻出されます。
子どもといっしょにいる時間が増やせたり、自分の趣味の時間を増やせたり、家族で過ごす時間が増やせたり。
“時間の自由”があるときこそ、本当に豊かさを感じられる瞬間だと思えます
暮らしを小さくすることによって、自由な時間を得ることができるのです。
07駅近に住める
都心に住む人は、家を小さくすることで駅近くや、職場近くに、住居を移す人もいます。
やはり都市部のなかでも中核エリアの方が利便性も高く、お店にもアクティブにアクセスできます。
そういったところにメリットを感じる人は、コンパクトに小さな暮らしをすることで、豊かな暮らしを感じられます。
08家族の距離が近くなる
小さな家に住むことで、必然的に家族が顔をあわせる機会が増えます。
小さくコンパクトな家に住んでいる人の多くは、リビングに家族が集まることが多いようです。
宿題をリビングでやる方が学習が捗るなんて話もあるように、必ずしも個室を用意しなくともいいケースもあります。
家族が自然とコミュニケーションすることで、暮らしが豊かになっていくのです。
同じ空間で顔をあわせて生活すると、自然と共通の話題も増えていき、家族仲良くなりますよ
何が必要か、暮らしのなかで”ムリなく自然と問い直す”
モノがたくさんある現代。
「モノ」って豊かさの象徴でもあり、面倒くささの象徴でもあるんですよね。
だから「自分にとって何が本当に必要なのか」、そんな問い直しを、多くの人が無意識に求めだしているんだろうなと思います。
小さくて一見、狭く感じる家に住みたいと思うのは、そんな「問い直し」を、ムリなく自然にできる環境だからなのかもしれませんね。
小さなマイホーム、建てました
2020年に待望の小さな家を手に入れた私たち。
約5年にわたって土地探しから設計、施工と準備し、実際に経験を積みあげながら得た「小さな家づくりノウハウ」を、読みやすくnoteにまとめました。
有料noteは一度、ご購入いただくと、家を建てたあとのことについて継続的に記事が追加投稿されて読むことができます。
小さめのお家づくりにご関心のあるかた、情報収集中のかた、よろしければご覧ください。