マイホームは本当に資産といえるのか?
お金のことを考えるのに良い書籍、「金持ち父さんシリーズ」。そのなかのタイトルに、「金持ち」というワードが3回も出てくる書籍があります。
日本語タイトルをパッと見すると、多少、混乱しますがこの英語を翻訳したんですね。
タイトル通り、いつの時代も世の中はお金持ちがさらにお金持ちになるように回っているようです。
不公平だ、ずるい、と思うのは簡単ですが、その前にどうしてそうなっているのか、この本をのぞくと理由が垣間見れます。
- スポンサーリンク
「資産」と「負債」、その違い
さて今回は、書籍に書かれていたひとつのフレーズについて書いてみようと思います。
それが、「資産」と「負債」について。金持ち父さんは、資産と負債について、金持ちになる人は少し考えかたが違うと書いています。
一般的な資産と負債の意味はこんな感じ。
負債:金銭上の負担・借金など
まぁその通りといったところです。一方、金持ち父さんのいう「資産と負債」の意味合いは、これ。
負債:自分のポケットからお金をとっていくもの
なんだか、同じことを言っているような、言っていないような。しかし考え方は違います。
そうでない買いものは負債
と、かなりビジネスに割り切って考えているのです。
マイホームは本当に資産?
よく「家は資産」といいますが、金持ち父さんの考えかたにならうと事情が変わってきます。
ローンを組み、苦労してウン千万円のお金を払って買うマイホーム。一戸建てにしろマンションにしろ大きな買い物です。そんな大枚を払うマイホームですから、住宅営業のかたから「この家なら資産価値も十分に・・・」など説明を受け、「資産になるなら」と購入に踏切ることもあるかと思います。
しかし家は自分が住むあいだ、特にお金を生み出すわけではありません。
これは金持ち父さんからすれば、「ポケットからお金を取っていくもの」です。
なのでマイホームは、資産ではなく「負債」と考えるそうです。
どんなに立派で売却時に高く売れそうな家でも、利益を出さないプランならば、それは負債となるのです。
どんなものが「資産」になる?
では、どんなものが資産なのか?
不動産オーナーですね。
この場合、家から自分のポケットにお金が入ってきますので、これは「資産」といえるそうです。
古い家だとしても、住み手がつき1万円でも利益が上がるなら、それは「資産」です。お金を生み出していますからね。
ものそれ自体の価値ではなく、お金を生み出す力を問うわけです。
大金をかけるマイホームを資産ではなく負債と考えられるのは、普段の感覚からいうと驚きますね。
お金持ちには、そういう考え方も必要なのか、と勉強になります。
お金を考える上で、非常に役立つ一冊
タイトルにつられて、ただただ「お金持ちになりたい」、「お金が欲しい」と、読みだしたとしても大丈夫。
最終的に、お金というものを考える良いきっかけを与えてくれる良書です。
人生を生きる上で「お金とどう付き合うか」は、全ての人にとって大事なテーマですから、金持ち父さんシリーズは読んでおくといいですよ。
わが家の資産運用について
金持ち父さんを読んでから資産について意識するようになってきました。
わが家がどんな資産運用をしているかたは、資産運用カテゴリーから読んでみてくださいね