プログラミング家事で「なんとなく忙しい」から解放される
まずプログラミングと聞いた瞬間、こむずかしい機械化・自動化と思われがちなので、それとはぜんぜん違うことを伝えておきます。
むしろ、日々、なぜかわからないけど家事に追われている人向けのシンプルな話です
今回は家事を効率化する、その前準備として、家事の段取り(ワークフロー)を知ろうといった趣旨。
自分の家事の段取りを、なるべく客観的に整理する
このことをテーマに紹介しようと思います。
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家事を運動会プログラムのように整理する
そもそもプログラミングとは、こういう意味です。
へ?計画の立案?
計画を立てるってこと?
コンピュータにプログラムを打ち込むことじゃないの?
肩透かしをくらったかもしれませんが、意味はその通り「計画立案」。
計画をきちんと作るのがプログラミングの意味です。
コンピュターの動きを計画(プログラミング)するのに、よく使われる言葉だからIT系のイメージが強いのです。
わかりやすい言葉でいえば、「運動会のプログラム」ってありますよね?
- 運動会のプログラム
- 運動会の催しの「なにが、いつ、どこで、誰によって」おこなわれるか、誰が見てもわかるように書き記されたもの。
これも「計画」という意味ではプログラミングです。
今回のプログラミング家事も、パソコンで家事をするのではなく、この運動会のプログラムといっしょ。
効率化して、ラクチンにするために、普段の家事の段取りを整理してみましょうという話です。
プログラミングすることによって「5W1Hの縛り」から解放される
なぜ家事をわざわざプログラムに整理する必要があるのでしょうか。
それはプログラミングすることによって、家事が色々な側面で柔軟になり、忙しさから解放されるメリットを得られるためです。
わが家では「5W1Hの縛り」を自由にするためと言っています
5W1H
- Who・・・誰が
- Why・・・なぜ
- What・・・なにを
- When・・・いつ
- Where・・・どこで
- How・・・どのように
忙しいときって、この5W1Hのどこかに必ず「無理・無茶」が設定されてしまってます。
家事の手順を上の観点から把握することによって、客観的に段取りを理解すると。
あ、ここ、私じゃなくてもできるな
あ、この段取りは省いてもいいな
ここは便利道具に任せちゃえるな
これは別に今、やらなくてもいいな
などなど、色々な効率化のアイデアに出会うことができます。
スマホで家事動作をムービー撮影すると見直しがラク
実際、プログラミング家事をどうやるか。
家事の段取りを把握するんだからと、運動会のプログラミングのように、ひとつひとつ動作を箇条書きしようとすると、むちゃくちゃ大変です。
家事動作って臨機応変だし、複雑すぎて、箇条書き仕切れない!
頭がパンクします。
ワークフローの文書での書き起こしは職人技。あまり現実的ではないです。
記録はスマホのムービーで動作を撮影して把握するのがカンタンです。
実はこれ、すごい便利。
動画を見直すだけなのでラクチンだし、色々な気づきが得られます
自分の家事を撮るのは最初、違和感ありますが、すぐ慣れます。
動画を見ながら、先ほどの「5W1H」の観点で家事の見直しをおこなうと、さまざまなアイデアが出てきますよ。
動画撮影をオススメする家事
- 掃除の手順
- お皿洗い・拭きあげまで
- 洗濯物を干す
- 料理の準備から完成まで
- 収納棚などからモノを取り出す・しまう様子
- (早回しで)一日のリビング・キッチン(タイムラプスという手法で撮れます。スマホの容量が必要です)
ポイントとしては、家事をするときの時間帯や頻度は動画に写せないので、別でメモしておくといいです
一日の早回しを撮れると細かな家事(カーテンの開け閉め、モノの整理、少しの掃除など)にどれくらい手間がかかってるか把握できます
またひとりで動画を見直してもいいですが、家族と話しながらみると、気付きが増えておもしろいです。
自分にちょうどいい忙しさを探るために
「効率化」というと心がこもってないと感じる人も多いかもしれません。
私たち自身も家事をていねいに、手間をかけておこなうことを良いことに感じています。手抜きにはちょっと罪の意識も芽生えます…。
手抜きしがちだけど…。
ただ一方で、毎日がよくわからないまま、忙しくて消耗しているような状況ならば、効率化はとても大切なことだとも感じます。
大事なことは、自分にとってちょうどいい忙しさ
忙しすぎず、怠惰にならない段取りができると充実感を感じるね
プログラミング家事は機械的になんでも効率化するためではなく、自分を客観視して、心地よい充実感を得るための、いいアプローチ。
スマホで動画を撮るだけでも、けっこう、色々なアイデアが出せるので、ぜひ試してみてくださいね。