スーパーのはしごはしない。「わずかな節約」より「時間の節約」をしよう
結婚した当初、わたしはいま以上に、節約に燃えていました。
というのも、夫婦で無職になって沖縄へ移住したこともあり、本当に収入がなかったからです。
「1円でも、10円でも安く」を掲げ、安さを求めてあちこち彷徨っていました。
スーパーの買い物も、「卵ならA店へ」「野菜はB店が安い」と、数店舗をハシゴするのは日常茶飯事。
光熱費にも気を使い、「こまめに電気は消す」「洗濯機をまわすのは溜まってから」と、とにかく必死でした。
でも、ふと冷静になったとき、「これだけ頑張って節約できた金額って、一体いくらなのだろう」と我に返りました。
計算はしませんでしたが、おそらく100〜1,000円程度だったのではないかと思います。
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食費と光熱費の節約は、努力ほど効果が出ない
「節約」となると、すぐにはじめられる光熱費と食費(スーパーのはしご)につい目がいき力を入れたくなります。結婚当初のわたしは、まさにそうでした。
でもこの2つは、努力したわりに節約効果が低いです。
こまめに電気を消しても、年間で節約できる金額はわずか。
それに、光熱費も食費も、節約するとなると日々神経をはりめぐらせるので、ストレスがたまりやすい項目です。
「わたしはこまめに消しているのに、夫がいつも消し忘れる!」
「スーパーをはしごしていたら疲れたからカフェで休憩でもしよう」
ストレスや疲れは出費のもと。
これではせっかく頑張って節約しても、意味がなくなってしまいます。
節約効果の高い「固定費」を見直そう
そこでわたしは、食費も光熱費も、ある程度の出費は仕方ないと節約を諦めました。
すると、気持ちがとても楽になりました。
そして、代わりに力を注いだのは、「固定費の節約」です。
食費や光熱費とは違い、毎月決まった金額が出て行く固定費は、一度見直してしまえばあとは自動的に節約できることに気がつきました。
だからストレスも溜まらず、ラクに節約できるのです。しかも額も大きい。
具体的にどんな節約したかというと、大きく3つあります。
- 携帯代の節約(みおふぉんと、イオンモバイルに乗り換え)
- 家賃の節約(2LDK→1LDKに引っ越し)
- 自動車保険の見直し(自動車保険一括見積もりを使って乗り換え)
驚くべきことに、この3つだけで年間40万円の節約になりました!
光熱費やスーパーのはしごでは、どんなに頑張っても40万円も節約できないので、固定費見直しの効果をまじまじと感じました。
関連4つの項目を見直しただけで、年間40万円以上の節約に!わが家が実践した節約術
節約も費用対効果を考えるようになった
この経験から、わたしの節約に対する意識が変わっていきました。
それよりも、効果が大きく、時間も手間もかからないものを見直すべきだ。
「時間」と「手間」に対して、どれくらい節約できるのか、金額もしっかり考えるようになりました。
それなら早く帰って、記事の1本でも書こう。
お金だけでなく、時間や手間も自分の貴重な持ちものとして考えるようになりました。
そうすると、時間も以前より有効活用できるようになってくるので、日々のストレスがより軽減され、生活がスマートになります。
節約は大変で辛いとばかり思っていましたが、固定費や時間についても意識を巡らせてみたことで、わたしは節約が好きになりました。
スーパーのはしごや光熱費の節約にばかり一生懸命になってしまい「なんか、消耗しているなぁ」と頭をよぎっているかたは、節約方法を見直してみることで肩の荷がおりるかもしれません。