住宅ローンは何年で組んだらいいの?返済年数の決めかた
住宅ローンって、どれくらいで返済するのがいいんだろう?
現在のところ、住宅ローンの最大の返済年数は50年まで選べます。(融資する機関・ローンプランによって最大年数は違います)
これだけ長い期間借りられると、返済期間をどう決めたらいいか戸惑いますね。
今回は「住宅ローンの返済年数の決め方」について解説します。
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住宅ローン返済年数の決め方
シンプルに考えるなら、この3つを上から順に検討することで住宅ローンの返済期間を決めることができます。
- 家計の収支計画をつくる
- 定年までの完済を目指す
- なるべく早く返済する
順に説明していきます。
01家計の収支計画をつくる
まずライフプラン(家計の収支計画)をつくり、それをもとに返済プランを立てましょう。
あくまで未来の予定となりますので、大まかでもかまいません。
- 世帯収入の増減予定
- 生活費の増減予定
- 教育・医療費の予定
- その他のローンの予定
収支計画をつくると、これらを把握できます。
そうすると、自然とムリのない月の返済額がわかるようになります。
わが家の場合、現在の家賃を1.5万円以上超えると、「子どもの教育費」が膨らむ15年後から生活がキツくなることがわかりました
02定年までの完済を目指す
月の返済額がわかれば借入額もだいたい検討がつきますね。
次は加えてこの条件を入れましょう。
現在、33歳の私でいえば「最大32年ローン」となります。
なぜ定年までか。
それは多くの人が定年以降は収入が激減するからです。
体力も落ちてきて追加の収入をつくりにくくもなります。
若いときの収入感覚でローンを組むと、定年以降の返済はとても重く感じます
また定年後は何かとお金を使いたくなる時期でもあります。医療費や子・孫への支援、自分たちの悠々自適な暮らしなど、そちらへお金をまわせた方が有意義です。
- 定年間近な場合はどうしたら良いの?
- 58歳だとどう考えても定年までに払いきれない。でも家は建てたい。どうしたらいいの?という人もいるかもしれません。
基本的には返済プランが困難ならムリせず買わない判断が正しいです。
しかし、そうもいかないという場合「リバースモーゲージ」といって死後、住宅を引き渡すことを担保に住宅ローンを組めるプランもあります。詳しくは銀行などで聞いてみると良いでしょう。
03なるべく早く返済する
月の返済額が分かり、定年までに返済し切れる算段がついたら、もう年数は算段がつきますね。
しかし、最後はこれを検討しましょう。
ローン期間は、なるべく短く済ませましょう。
定年ギリギリまでにした方が、支払いがゆったりしていいなぁ
そう思うケースもあるかもしれませんが、トータルで考えると利子が高くつきます。借入額や返済期間、金利にもよりますが、多くの場合で10年縮められれば車一台分くらいはゆうに元が取れてしまいます。
また余程高級な家でない限り、住宅ローン減税の還付金よりも、ローンを早く返す方がお得です。
ムリない範囲でなるべく早くが○
住宅ローン返済期間の決め方をまとめるとこのようになります。
- 支払いが滞らない額内
- 月の返済はなるべく多く
- 可能な限り早く返す
ムリない範囲でなるべく早くが○ということですね。
ちなみに住宅ローン年数に「普通」はありません。
お金のことは各家庭、個人によって状況がマチマチですから、一般化しようと平均をだしても、あまり参考にはならないんですよね。
まずは自分のライフプランから検討しましょう
ローン期間に迷ったら、まずはこの決め方を参考にしてみてください。
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