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執筆しました小さな家づくり〜平屋でシンプルに暮らす〜

コロナウイルスが蔓延…こういう時は生命保険の見直しをしておくべき

コロナウイルスが猛威を奮っています。

この記事を書いている現在、世界の感染者数が100万人を超えています。(死者は5万人以上。)

つい先日、有名なタレントの志村けんさんが感染から約2週間という非常に短い期間で亡くなられ、大きなショックを受けました。

明日はわが身」と思う気持ちも強まってきました。

暮らしのブログということもあって、今回は個人的な意見ではありますが、「生命保険の見直し」をおすすめしたいです。

一家の収入を担っているかたには、特に読んでいただきたいです。

万が一のとき、残された家族は本当に大丈夫なのか

見直ししなくとも、こういう万が一が身近になってきたタイミングでは、絶対に内容の確認くらいはしておくべきです。

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遺族に(本当に)必要な金額は思ったよりも多い

なぜ、生命保険の見直しなのか。

それは思っている以上に、遺族に多くのお金が必要となるからです。

金持ちの床屋さん』に書かれていた「生命保険の必要額」の話が、いろいろを感銘を受けることが多かったので例に出します。

  • 生命保険は必要最低限で良い
  • 独身者はほとんど必要ない
  • 一方、家族がいる家庭ではとても重要
  • 残された家族が一生必要な分を見積もる
  • 公的な資源も勘案にいれる

端的に書いているので、少し内容と相違が出てしまっているかもしれませんが、こういった内容です。

節約、貯蓄の情報をずっと調べている人間として、「生命保険は最低限」、これはわかりました。

過剰な保険を組むことで、本来、使えたはずのお金が使えなくなってしまう。

生命保険の払い過ぎは本末転倒ですからね。

だから私は生命保険の保証額を「生活を立て直すための額」(人にもよりますが、1000万円程度)と想定していました。

しかし実際のところ「立て直し」ではお金が少なすぎるのが現実です。

遺族の一生分…

残された家族が一生必要な分…

遊んで暮らせる額を用意する必要はありませんが、立て直しだけでは額が足りなすぎます。

生涯使う金額 − 生涯で稼ぐ金額 = 不足額(必要な金額)

シンプルにいえば、これが生命保険で遺族に残すべき金額です。

私の場合の計算例

わが家で33歳の私が直近で亡くなるケース例

  • 年間の生活費を350万円と想定
  • 妻は私の死後、働く(年収350万円を想定)
  • 子どもがおり就業難が起こる想定
    (定年マイナス15年の就業期間)
  • 家のローンは団信保険で賄う
    (生活費から住居費差引)
  • 大型出費を想定
    教育費・冠婚葬祭・車の買い替え・家の修繕・高額医療費の一時たて替え

例えば簡単に必要額を計算すると…。

支出
生涯の生活費 ¥1億8,904万円
(100歳まで生きた)
教育費    ¥1,500万円
(子どもひとり)
車の買い替え ¥600万円
(軽自動車4台分)
家の修繕   ¥500万円
(最低限の外壁・リフォームを一回)
冠婚葬祭   ¥500万円
高額医療費  ¥200万円

収入
妻の生涯賃金 ¥1億1,550万円
(65歳定年・15年ブランク有)

必要額
¥1億0,654万円

こうなります。

会社員の場合は遺族年金など勘案するのでまた変わってきます

余裕を持って見積もっているとはいえ、1000万円くらいだと思っていた生命保険が1億円も必要…。

若くして亡くなる場合は、かなり高額の費用が必要になる想定となります。

若い分、頑張れば生活資源を獲得できる立場でもあります。計算額がそっくりそのまま必要かどうかは話し合って決めます

保険を考えるときはバランスが大事となりますので、楽観も悲観もしすぎない金額設定が必要になります。

家族とも話し合っておく

生命保険の保証額は家族とも話し合っておくべきです。

実際にお金を使っていくのは家族なので、いきなりお金だけ入ってきても想定した使い方ができないかもしれません。

  • 何に対して使うお金なのか
  • どういった遺族の人生を想定しているか
  • 保証額に過不足ないか

こういったことを話し合っておくべきだと気付きました。
話し合いにおいては、

もっとよこせー

と言ってくる家族は、それはそれで大変ですが、

わたし、これだけあれば十分だよ

そういってくれる家族、こちらも実際には足りないで困るケースがあり得ますので、油断せずにきちんと話を深め合う必要があります。

今まで「心配しすぎ」だったのが「十分、ありうる」まで変化している

私を含め、節約や資産運用を考えている人は、現状、「生活立て直しに必要な一時金」の前提で、かなり低い額の生命保険に入っているのではないでしょうか?

それは、

心配し過ぎるより、長生きしたときに「支払い過ぎた…」とならないよう、安めにしといた方が良いだろう

といった観点の自然な選択で間違ったことではないと思います。

そして今は、冒頭でも書いた通り、万が一が身近になってきたタイミングでもあります。

今まで「心配しすぎ」と捉えられていたものが、「十分、ありうる」ところまで変化してきています。

たった2週間で劇的に人生が変わってしまうタイミングにいますから生命保険も見直すことが自然な選択といえるでしょう。

原則は最低限なので「定期保険」

とはいえ、ムダをしない生命保険の原則は「必要最低限」です。

(例えばコロナウイルスが終息するまでの期間)、定期保険で一時的に保証額を上げるくらいでもいいのかな、と思います。

気負いすぎると保険にムダが出ますから、「もっとおトクな保険もあるかな?」くらいの気持ちで、ファイナンシャルプランナーさんに生命保険の見直しや相談をかけてみるのをおすすめします。

人生の落とし穴にハマらないよう、ぜひ一度、生命保険を確認してみてくださいね。

※ファイナンシャルプランナーさんの相談サービスをリンクで紹介していますが、コロナウイルスによる自粛の影響で面談できない可能性があります。もし急ぎのかたはメール相談ができないか備考欄で打診してみるとよいでしょう。

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