段取り上手に、素敵に暮らす。すっきり家事にオススメの本『家事の時間割』
段取り上手な女性10名が、暮らしのなかで家事を効率よく回す工夫を紹介しているムック本、『家事の時間割』。
見ていて気持ちの良い写真と誌面デザイン。
ページをめくるのも心地よいです。
書籍では、10名それぞれの「24時間」を辿りつつ、多忙な毎日を、ゆったりとした余裕を持って過ごすコツを学ぶことができます。
今回は、こちらの書籍で紹介されている女性たちが、「段取りよく、素敵に暮らすために行っていること」の共通点をいくつかご紹介します。
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家事の”時間割”を意識して、すっきりと暮らす。10名の女性に共通する素敵な工夫
10名の方々の「自分なりの時間割」の工夫を眺めていると、いくつもの共通することがありました。個人的に、素敵だな、と思ったところをまとめてみます。
01家事の”準備”こそ工夫
段取り上手なかたの多くは、「前準備」を工夫していました。
家事を効率よくやろうとすると、家事の手順だったり、スピードだったり、そういったものに目が行きがちですが逆なんですね。
- 外出用のコーディネートは事前に3日分決めておく
外出前の気ぜわしさがなくなる - 食事を作るとき、“次の分”も少し用意しておく
朝ごはんやお弁当の準備が楽に - 朝食・昼食を作るときに、“夕食の下ごしらえ”もする
漬け込みなど、時間がかかる料理も気楽にできる
他にも、年末年始に掃除をするような場所(キッチンの換気口など)を、あえて毎日、ちょっとだけ掃除しておくなんてものもありました。
やることは魔法のように減りませんが、事前準備を工夫することで作業が効率化され、時間の余裕ができるんですね。
02やることは、”頭の外”で管理
家事は普通、頭の中で色々と考えながら進めますが、段取り上手なかたはこちらも逆。
やることは「頭の外」に出して管理していました。
- 1週間のやることを「A4の紙1枚にメモ」しておく
- 外出はやることをルート順にメモして、それ通りに進める
- 献立は3日分、先に決めてメモ。材料はそれ通りに買う
人は何かを決めるときには“手”を動かせないのだそうです。
やることは頭の外に出してしまう方が、手を動かすには理にかなっているんですね。
ポイント
※メモは、スマートフォンのアプリを活用する手があると思いますが、誌面に載っているみなさんは、紙ベースで管理されるかたが多かったです。「スマホのダラ見」を防ぐため?
目の前のことに集中すれば、速く家事を進められる。
とても素敵な工夫だな、と思います。
03自分の”できないこと”を把握
個人的にはこれが一番、素敵だな、と思いました。
段取り上手な10名のかたは、それぞれにみんな自分のできないこと、苦手なことをよく知っているんですね。
普通、自分のできないことや苦手なことって、向き合いたくないので無視したり、ムリに頑張ったりするものですが、10名の方々は、それぞれに自然体。
- 外出予定が変わりやすい生活なので、洗濯は常に”室内干し”
普通なら「やっぱり天日干し」と外干しにこだわるところ、乾きやすい場所とサーキュレーターを工夫して室内干しでもよくした - 整理整頓は好きだけど、料理は好きじゃないので楽な方法で
「料理は頑張らなきゃ」ではなく、夕飯は夫に任せ、日々のメニューはストックレシピを覚えて楽にこなせるようにした - テクニックが必要な家事は、プロにお任せして効率化
「全部やってえらい自分」に惑わされず、Yシャツのアイロンがけ、換気扇の掃除など、プロがいいところはプロに任せた
家事の理想や模範は、もちろんありますが、すべての人がすべて同じような努力で実現できるとは限りません。
現代は、家の事情も、自分自身の得手不得手も、みんなバラバラ。
無関心になるわけでも、向きになるわけでもなく、「できない」家事には、バランスよく対応する。そういう姿はとても素敵だなぁ、と思いました。
まずは「アレコレ考えてしまい手が進まない..」をやめてみようと思った
家事って毎日のことですから、何もしないでいると、自然と溢れ出てくるようにやることが増えてきますよね。
今日は、アレやって、コレやって、あっアッチもやらなきゃだな。そうだコレもだ。どれからやろうかな、あっコレもか…
あっという間に時間ばかりが経ってしまい、「なんで、自分は何もできないんだろう..」なんて悪い循環に陥ってしまいます。
家事の時間割に掲載されている方々は、どの方も、まず「アレコレ考え、モヤモヤするのをやめる」ために工夫している。そんな様子も伺えました。
すごく大事なことですよね。まずは、私もそこからマネしていこうと思います。
日々、たくさんのやることを気持ちよく、スマートに行っていくために、あなたも自分らしい「家事の時間割」、考えてみるのはいかがでしょうか?