人生をうまくいかせるには「ぼーっとする時間」が意外と大切らしい
不思議なものですが、偉人、賢人といわれるような人々ほど、ぼーっとする時間を持っていたともいいます。
今回は、「ぼーっとする時間」について調べてみました。
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ぼーっとすると、ものごとがうまくいく?
TABILABOでこんな記事を見つけました。米メディア「Inc.com」でPeter Economy氏の記事を引き合いに、ぼーっとすることの有用性を書いてあります。
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一般的にいえば、何もせずぼーっとしていたら、物事が何も進まず、うまくいかないものです。一方、この記事は真逆。「ぼーっとしたほうがうまくいく」と触れています。
また、書籍「できる人はダラダラ上手」でも、偉人と言われる人々が意外とぼーっとしていたことについて書かれています。
ぼーっとしているほうが物事がうまくいく??なぜでしょうか。
あなたは何も考えないことができますか?
日常はものごとの連続です。そんな中で、あなたは「何も考えないこと」ができるでしょうか?
朝起きたらすぐに外に出る支度をし、通勤・通学。夕方、帰ってきたら、夕食を食べて、お風呂に入り、テレビを見たり、スマートフォンでSNSをチェックしたり、持ち帰った仕事をしたり。そんなことをしていると、いつのまにか日付はかわり、明日のことを考えて寝室へ向かう。
日常にはそれとなくやるべきことがたくさん含まれています。
私たちは普通に暮らせば常に考え続ける時代に生きており、意外にも「ぼーっとすること」ができません。
ぼーっとすることの効果とは?
さて、この「ぼーっとする」ことの効果とはなんでしょうか?
「ぼんやりのすすめ」と称して、ぼーっとすることの効果を示す記事があります。
NHKの朝イチの番組内容をもとに書かれた記事です。精神医学の研究家のかたや、心療内科の先生などがおこなう実践を参考に、ぼんやりをうまく使いこなそうといったもの。
ぼんやりは、ストレス解消、能率アップ、記憶力アップなどの効果を得られる旨が書いてあります。
こちらはぼーっとするための活動です。
世には「呆活(ぼうかつ)」なるものがあります。涙活(るいかつ)を提唱したかたが、新たに行っている活動なのだとか。
ぼーっとすることで、知らず知らずのうちに頭の中に溜まっているストレスを解放し、デトックスさせることができるようです。
ストレスが溜まった脳は、考えるパフォーマンスが落ちてしまいます。「ぼーっとする」ことは、脳のストレスを適切に解放して、頭の活動をもとのフレッシュな状態に戻す効果があるといえます。
“自分”と向き合う時間
自分と向き合う時間はとても大切なものです。
学生時代や20代の頃は、自分と向き合う機会も多いです。一方で、社会人となり日々を過ごすようになると「自分と向き合う」などといった言葉は、どこか若気の至りを感じるようにすらなります。
しかし、自分と向き合うことは、若気の至りでもなんでもなく人生において継続的に必要なものです。
なぜなら、人生には、
- 目的をもち、目標を定めて進むこと
- 自身を内省し、行き先を定めること
常にこの両方が必要となるからです。
ぼーっとすることがうまい人は、後者の「自身を内省し、行き先を定めること」がうまくできる人です。そのため、重要な決断や判断を下せる人になりやすいといえます。
ぼーっとしながら内省をする時間を大切にしましょう。
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リフレッシュの時間 or 内省の時間
ぼーっとすることは、「使われ続ける頭をリフレッシュさせる役割」と、「自分自身と向き合い内省思考を充実させる役割」、この2つがあるといえます。
頭をリフレッシュさせてストレスを解放するのが目的ならば、10〜20分くらいあれば十分です。
勤務中のお茶の時間、スマホを持たずにわざとひとりで外へ散歩に出たり、ひとりになれるカフェなどでぼんやりしてみるのもいいでしょう。
何か大事なことをずっと考えていて、頭のなかがごちゃごちゃなときは、頭を落ち着かせて熟考しましょう。
ぼーっとする時間も、1・2時間、もしかすると丸1日くらいは必要かもしれません。休日にいつもより長く散歩を続けてみたり、思い切ってひとりで遠出をしてみたりするのもいいかもしれませんね。
あえてぼーっとできる人生を。
やることの多い現代。
ぼーっとすることが自分にとって重要でないなら、自ずとタスクや予定が次々と上積みされ、多忙な日々が続いていくことでしょう。
逆説的ではありますが、適切なタイミングで「ぼーっと」して、よりよい人生を歩みたいものです。
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