片付けを頑張らずともスッキリ暮らすために、どんなモノにも居場所を決めてあげる
家にあるモノ、ひとつひとつに定位置がありますか?
モノの定位置が決まっていると、毎度、片付けずとも自然と部屋がキレイになります。そんなに神経質になる必要はなく、ちょっと定位置を決めるだけでも効果的。
ムリなくラクにすっきり暮らせますよ。
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自然に暮らせば家は散らかる
普段、なんとなくモノを扱っていると、いつの間にか家が散らかってくるものです。
脱いだままのコート。
読みかけの本。
テレビのリモコン。
カメラや携帯電話。
こないだキレイに片付けたのにな..
また片付けか
面倒だなぁ、と思いながら重い腰をあげて片付けます。
これはここかな、これは..どこに置こう、ここで良いや。
あ、やっぱこっちにしよう。
うーん、これ..なんか細かいのいっぱいあるなー。
あー!面倒だからクローゼットに全部入れとこう。
ドサッ
気づくとクローゼットはよくわからないものでパンパン。多少、片付いた部屋も次の週末にはゴチャゴチャ。
モノは私たちの必要によって、部屋のアチコチへ移動します。モノは部屋がすっきり見える場所ではなく、そのとき、そのとき、私たちに使われるための場所に行くのです。
だから自然に暮らせば、ゴチャゴチャして散らかってくるのが普通。暮らしていると片付けを続けることは、ある種の宿命でもあります。
モノの定位置を決めておくのは、そんな毎度毎度の片付けの手間を減らし、キレイな部屋をキープする大事な工夫です。
家族にも定位置があるように
おじいちゃん・おばあちゃんはだいたい居間に。
お母さんはダイニングテーブルに。
お父さんは書斎に。
子どもたちはリビングのソファに。
例えば家族で暮らしていると、それぞれ人に、なんとなく定位置があることがわかります。定位置があると人は落ち着きます。
- 自分の居場所が確保されている心地よさ
- 他人が自分の居場所を占領してこない心地さ
定位置が決まっていることで、人は2つの心地よさを感じます。
前者は言わずもがな。
後者は「他人にも居場所が決まっていることによって、自分の場所がなくならない安心感」が心地よさの理由になります。
家にある”モノ”にも、それと同じような感覚を私たちは抱くようで、モノの居場所を決めてあげると、不思議と空間が安定し、家が落ち着いてきます。
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定位置を決めてあげると良いモノたち
家のなかのどんなものにでも定位置があるのが一番ですが、目に見えてスッキリを感じられそうなモノを6つほどあげてみます。
01外出着・寝巻き
アウターなどの衣類、帽子類、この辺は帰ってきたときに、ついソファやテーブルのイスにかけてしまいます。しかも次の日は、別のアウターを着たりするので、週末にはイスが服の山..なんてことも。
アウター・帽子類は、コート掛けを用意してかけるようにすると良いです。部屋のインテリアとしても重宝しますよ
寝巻き(部屋着)も置き場を決めておかず、部屋をゴチャゴチャさせる存在の代表です。
ベッドサイドに畳んでおくのが面倒な場合は、カゴなど、ちょっとしたボックスに入れておくと、手間なく、部屋の目汚しにもならず済みます。
02本・雑誌類
リビングソファで雑誌を読んだり、デスクで参考書を読んだり、キッチンでレシピブックを見たり。
書籍も家のアチコチに移動するモノです。
人によっては所有数も多いので、散らかると、かなりの部屋汚し。
本や雑誌は、使う場所の近くに小さな本棚や本入れを作ると、ムリなく定位置が決められます。
また、本はモノの断捨離をするとき、真っ先に対象に出来るものでもあります。所持する冊数を決めるなど、増えすぎない対策を同時にすると良いでしょう。
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03リモコン類・タブレットPC
テレビリモコンも、なんとなく使ってそのままなモノ。
「あれーリモコンどこー?」なんて、家族の典型的な会話ですね。
最近は同様に家族共用のタブレットPCが、居場所なく行方不明になるモノとしてリモコンと並びます。
リモコン類も使うものの近くに収納場所を決めてあげましょう。特に入れものを用意せずとも、家族で「ここに決めよう」と確認するだけでも十分です。
リモコン類は操作面が複雑な形をしているので、なるべく場所はわかるけど、目立たないところを定位置にしてあげると家もスッキリしますよ。
エアコンのリモコンは壁に置き場を作ってあげるのも良いですね。
04洗濯物
「洗濯物は洗濯機に」と、簡単に考えていると、意外と大変です。
子ども用・大人用を分けていたり、汚れによって分けていたり、生地によって分けていたり、洗濯物にも自分なりの分類があることが多く、つい洗濯機の周辺がゴチャゴチャしてきます。
ランドリーボックスを活用して、気持ちよく洗濯物を分類できるようにすると良いですね。
また、取り込んだ後の洗濯物も(すぐたたむのが一番ですが)、すぐにたためないときがあります。リビングのソファなどに置いておくのはかわいそうですので、ランドリーケースなどを用意して、まとめておけるようにしておくと良いですよ。
05小さいものはまとめて収納
人はすぐにどこに置いたのか忘れてしまうので、小さい細々したものほど特に気を配ることが大切です。
イヤリングなどの装飾品、SDカードなどの小さな電子機器、文具類などなど..。
しかし、小さいものの定位置を1つ1つ決めるなんて面倒すぎますよね..。そういう小さなモノたちは、まとめて収納しておくと良いです。
用途で分けたケースにまとめ、「小さなモノたちは、あそこ」と、いつもの定位置を決めるとしっかり把握できるようになります。
※この方法は、「100円グッズでここまで変わる収納&片づけ術」にも書いてありました。この本は収納の勉強にはもってこいです。100円グッズでできる簡単な収納方法なので、マネがしやすくていいですね。
06ちょっとしたゴミ
コンビニで買ってきたお菓子・飲み物の空いたものなど、ちょっとしたゴミは、ついテーブルの上にそのまま放置してしまいます。そして当然、部屋汚し。
でもこれも定位置を。
そうです「ゴミ箱」ですね。
ゴミ箱に関しては、家のアチコチに設置するとゴミ出しが面倒になってきて、家を汚くするリスクが高まります。
なるべく1箇所に近づくように少なく設置しましょう。ゴミだけは、「こまめに捨てる心がけ」でスッキリをキープしていくのが良いです。
そこにあると”落ち着く”感覚を大切に
モノの定位置を決めると言っても、すべてのものに「これはここ!」と頭ごなしにルールを適用するのはオススメしません。
それは決めるのも、ルールを守るのも大変だし、やっぱり長続きしにくいです。
少しずつでも良いので、「ここにこれがあると落ち着くな」という、心地よさの感覚を大切にして、モノに定位置を決めてあげると良いでしょう。
ゆっくりムリなく、気持ちの良い暮らしを実現していきたいものです。
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