フリーランスって老後に向けてどう準備したらいいの?がわかる本「自営業の老後」
老後が心配だ。
自営になってからというもの、老後が余計に心配だ。
20代から老後を心配しなければならないなんて、世知辛い世の中ですよね。
そうはいっても、どうしようもないので、自分にできることを早い段階から準備しておこうと、SNS上で話題になっていた、「マンガ 自営業の老後」を読んでみました。
- スポンサーリンク
自営業がどう生きればいいかわかるマンガ
筆者の上田惣子さんは、53歳のイラストレーター。
40代後半をすぎた頃、仕事が減っていき、収入は半分に。そして気がつけば、3分の1まで減ってしまったそうです。
しかも、年金を支払っていない!
老後の収入になりうる、年金を支払っていないことで、お先は真っ暗・・・
自営業なら明日はわが身になりうる状況を、赤裸々につづっています。
自営業の老後
どのくらい自営業の老後が不安定なものかというと、これだけのないないづくしです。
収入不安定
いつまでも今の収入の仕事があるとは限らない。
退職金なし
誰も退職金を積み立ててくれない。
年金はすずめの涙
国民年金にしか加入していないので、もらえる年金がごくわずか。
じゃあ、自営業はみんな老後はお先真っ暗なのか?
自営業の老後を読んでいると、そうとも限らないことがわかりました。
80代まで楽しみながら現役でお店のカウンターに立つ、焼き鳥屋のおばあちゃんだっているんですよね。
自営業の強みは、定年退職がないこと。だからニーズと自分の体力次第で、働き続けることができるのです。
自営業に嬉しいお得な制度もある
自営業が加入する国民年金は、厚生年金に比べ、もらえるお金はわずかです。
だからこそ、自分で老後に向けて積み立てておくことが大切と、本の中でも書かれています。
なかでも、最もおすすめされていたのが確定拠出年金。
わが家も最近始めました。
確定拠出年金は、大きく2つのメリットがあります。
- 掛け金は全額所得控除
- 運用益は非課税
将来の年金を自分で運用していく制度です。しかもそれだけでなく、節税しながら、運用ができちゃうのです。
もう1つおすすめしていたのは、小規模企業共済。
- 掛け金は全額所得控除
- 予定利率が高い
こちらは自営業を廃業したときに、自分で退職金を準備する制度です。
予定利率は1〜1.5%。通常の預金よりも高い利率ですよね。
このような制度については誰かが教えてくれるものではないので、自分で勉強して、吟味するしかありません。
最初の自営業の老後を知る入門書として、マンガ 自営業の老後はとっつきやすかったです。
マンガ形式で話が進むので、ときどきププッと笑いながら、最後まで一気に読めてしまいますよ。
というわけで、自営業のかたにおすすめしたい、お金の本の紹介でした。
本の言葉をお借りして、この記事を締めさせていただきます。
自営業の老後 憂えず備えて 共に乗り切りましょう!
合わせて読みたい