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あなたは今、何倍モード?ムリの進行「1倍モード、2倍モード、3倍モード」という考えかた

あなたを守るメンタルヘルス

仕事をきちんと効率化し、頑張ってきたのに、最近、業務効率が落ちてきてしまった…。

そんなあなたは、もしかすると他の人より3倍頑張って、やっと同じ業務がこなせる大変な状態に陥っているかもしれません。

今回は「ムリの進行」のお話、自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術に掲載されていた「1倍モード、2倍モード、3倍モード」の考え方をご紹介します。

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同じことをするにも、「疲れている」と負担が大きい

疲れていると負担が大きい

多くのかたは、100メートル走をやったことがあるかと思います。
さて、その100メートル走を1本、同じタイムで走るとして、体調の良いときと、風邪を引いているとき、あなたはどっちが楽に走れるでしょうか?

常識的な話ですが、体調の良いときですよね?

疲れがたまっているときは、同じ行動をするにも、自分が感じる負担感は大きくなります。疲労が大きいほど、同じ行動にもエネルギーが必要となるわけです。

これ実は、頭脳労働による疲労や、精神的な疲労でも、同じことが言えるのだそうです。

ムリの進行の3段階モード

自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術によれば、ムリには3段階のモードがあるそうです。

  • 1倍モード
    通常の状態
    日常的なムリが効く状態
  • 2倍モード
    ムリが押している状態 軽度の人格変化
    通常より2倍疲労を感じやすく、回復にも2倍かかる状態
    攻撃的 不安・イライラ 眠れない など
  • 3倍モード
    ほぼうつ状態 強い人格変化
    通常より3倍疲労を感じやすく、回復にも3倍かかる状態
    過剰な不安・自信喪失 自分などいない方がいい など

普段、ムリをした時は、ランナーズハイのようになるので、一時的に疲労を感じません。しかし、感じないだけで疲れは蓄積されていきます。きちんと休息を取らないでいると、肉体疲労だけでなく、精神的な疲労がたまり続けます(特に心労は目に見えないので気づきにくいです)。

メンタルケアを怠り、ムリを続けていくことによって、いつの間にか1倍モードだった自分が2倍モード、つまり同じことをするにも2倍の負担を感じ、回復にも2倍の時間がかかる状態になっていくそうです。3倍モードはもはや「専門家のケア」が必要な重症状態だそう。気をつけなければいけませんね。

仕事がうまくいかないで、疲れている感じがする人の多くは「2倍モード」の可能性がないかを確認してみましょう。

2倍モードになっていないか?

2倍モードになっていないか

「周りの人の何気ないお願い・声かけに悪意を感じる」
「責任のあることを受けたくない気持ちが出てきた」
「“疲れてるんじゃない?”と、言われるとイラっとする」

この辺に心当たりのある方は、同じことをするにも2倍の負担を感じ、回復にも2倍の時間がかかる、2倍モードかもしれません。

確認してみましょう。

第2段階(2倍モード) 症状

眠れない 食べられない 不安・イライラ 様々な身体不調 
人が苦手 仕事や責任を避ける傾向 認めようとしない
仕事ができない感 過剰に責任を感じる 頑張っていない感 

自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術 P.21 図 ムリの進行 うつ症状の変化より 第2段階(2倍モード)の症状を抜粋

上の項目に当てはまる場合は、ムリがだんだんと蓄積して、2倍モードが症状をあらわしている可能性があります。

ちなみに異常は体調に現れてから、徐々に人格変化へと移行していくそうです。

つまり、

眠れない
食べられない
不安・イライラ
様々な身体不調

から、

人が苦手
仕事や責任を避ける傾向
認めようとしない
仕事ができない感
過剰に責任を感じる
頑張っていない感

へと移行していくそうです。

人格変化が現れだすと、自分でも制御が難しくなります。負のスパイラルに陥ることもあるので、ムリが押している人は早めの改善をしましょう。

1倍モードへ近づけると仕事の能率もよくなっている

休息も仕事です

能率の観点からいえば、現在、2倍モードで歯を食いしばっていることが分かった人は、1倍モードに戻るために仕事として休養をするのが良いわけです。

精神的な健康を取り戻せるだけでなく、今までと同じことが半分の負担感でできるようになり、やるべきことも加速するはずです。

もちろん、すぐに休養を取れるような環境でなかったり、プロジェクト上、あと1ヶ月はムリを通さなくてはいけないなんてケースもあるかと思います。人間、幸か不幸か、ムリをしている時は疲労や痛み・苦しみが麻痺するように脳ができています。そういう場合、多分ムリできてしまうことでしょう。

ただ、そういった時も、ムリができたことに安易に達成感を持つのではなく、今後に休養スケジュールを組みこんでおきましょう。

自分の身体・心にした借金のツケは、いつか必ず回ってきます。

優秀な人、成果を出してきた人ほど、リスクがある

東日本大震災の時、自衛隊の方々は半年にわたって、非常にストレスフルな業務を行ったそうです。

その中で、優秀で仕事もできて、活躍していた人にほど、2倍モードが起こったのだそうです。優秀な人ほど、業務をダメにしたり、目的遂行できなかったり、己が休むことに対して罪悪感を感じ、疲労が溜まりやすいようです。責任感が強いと、周囲へ任せて安心できる状況にもなりにくいのだそう。

とんでもない訓練を乗り越えた自衛隊の方々ですらそうなるとは。

2倍モードになるのは、何も仕事の疲れだけが原因ではありません。ライフイベントや健康状態、加齢なども関係があります。

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「今まで頑張ってこれたから」は禁物。
常に自分が何倍モードなのか状況把握して、日常の取り組みと、精神衛生とを、相互に向上させていきたいところですね。

この記事は、みなみのひげが参考図書を読んでまとめた情報や、考えついた意見を記載しております。みなみのひげはメンタルヘルスの専門家ではありませんので、実際に精神的な違和感・疲労をケアしたい場合は、こちらの情報に偏らず専門家へ受診を行ってください

今回の参考図書

疲弊しないでパフォーマンスを上げていくことを学ぶのに、非常に役立った一冊です。全体を通して実践できる内容が多いので、ぜひ、読んでみてください。

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